村勢要覧

更新日:2022年03月25日

人口

3,412人(平成27年国勢調査)

世帯数

1,016世帯(平成27年国勢調査)

面積

211.63平方キロメートル

村のキャッチフレーズ

おかえり、なりわい灯す きよらなる里

村名の由来

1476年~1614年に、この地を治めていた清水家の7代城主、清水大蔵大輔義親公の名前から「大蔵村」とされたといわれています。

地勢

 大蔵村の総面積は211.63平方キロメートルで、そのうち山林面積が180平方キロメートル、全体の85パーセントを占めています。
 本村南方は、標高1,984メートルの月山と、さらに標高1,462メートルの葉山がそびえ、それらの山々を源にする銅山川と赤松川が村を貫き、やがて母なる大河最上川に合流し、村の中心部清水地区の美しい田園地帯をゆっくりと流れています。
 村の中央部を南北に走る国道458号に沿って、27の集落が点在しており、山村としては珍しく、広々とした台地が各処にあり、農耕地や酪農地として利用されています。
 大同2年の開湯以来1200年の歴史をもつ肘折温泉郷は、数度にわたる爆発を繰りかえした肘折火山のカルデラの部分に当たり、周囲は比較的岩肌の多い山々で、独特の景観を呈しています。
 肘折温泉よりさらに南進すると、地蔵倉洞窟や大規模なブナ林などがあり、温泉客の格好の散策コースとなっています。

歴史

 村の歴史は古く、合海の鶴の子地区で縄文時代前期といわれる縄文土器が出土しています。また、村内で人間の営みを示す遺跡としては、縄文時代中期と推測される白須賀遺跡や、縄文時代後期とされる上竹野遺跡が発見されており、古くから祖先が当地で生活をしていたことを示しています。
 中世に入ると、文明8年(1476年)9月に山形城主斯波兼頼の嫡子直家の6男、成沢城主兼義の子・孫次郎満久公が成沢(山形市成沢)より本村に入り、山水明媚な清水(比良台)の地を選んで築城し、清水氏と称しています。以降、清水家は最上川舟運を統制下に置き、慶長19年(1614年)まで、7代138年間にわたって最上地方の中心地として栄えました。現在は、最上川左岸の比良に城址が残っています。
 明治4年7月の廃藩置県の際には、新庄県に属し、同年11月に山形県に合併されました。そして明治21年町村制の布告、翌年の施行により、清水町村・合海町村・南山村・赤松村の4村を合併し現在の大蔵村となり、前村名を大字としています。

日本一

  • 巨大雪だるま「おおくら君」(1995年世界一の雪だるまとしてギネスブックに掲載)
  • 巨木「岩神権現のクロベ」「白須賀のミズコナラ」

観光・名勝スポット

  • 肘折温泉郷
  • 肘折温泉朝市
  • 月山登山
  • 葉山登山
  • 四ヶ村の棚田(日本の棚田100選)
  • 清水城址と最上川
  • 湯の台高原のそば畑
  • 縁結びの地蔵倉
  • 小松渕

特産品

  • トマト
  • 手打ちそば
  • 小屋酒造の地酒
  • くじらもち
  • いが饅頭
  • ほてい饅頭
  • 烏川の餅ほか

イベント

  • 四ケ村の棚田ほたる火コンサート(8月)
  • 納涼花火大会(8月)
  • 肘折温泉郷なめここけし祭り(10月)ほか

村の伝統

  • 肘折こけし
  • 大蔵太鼓
  • 合海田植え踊り
  • 肘折さんげさんげ

村の文化財

  • 肘折ダム(国登録有形文化財)
  • 清水城跡(山形県指定文化財)
  • ルリイトトンボ
  • 光明寺のキャラボク(清水)
  • 岩神大権現の杉(赤松)
  • 岩神権現のクロベ(赤松)
  • 白須賀のミズコナラ(白須賀)

歌碑や記念碑

  • 斎藤茂吉の歌碑
  • 清水城跡記念碑
  • 修繕院笠松の跡
  • 稲沢の渡し記念碑
  • 正岡子規の歌碑

村章

大蔵村を象徴する「大」の字を「く」「ら」で図案化したもので、両翼の羽根は村の躍進を示し、中心の円は村民の和を表現しています。

村の花[りんどう]

7代城主、清水大蔵大輔義親公の家紋とのかかわり、また清水城址のあった二日町には多くのりんどうが密生していたと云われ、更には本村全域にこの花が分布しています。

村の鳥[やまどり]

やまどりは古来より、近隣の山野に棲息し、多くの村民にもきわめてなじみが深い鳥です。

村の動物[うし]

本村の農業は、水稲と畜産が中心で、特に酪農経営は古くから県下屈指と云われたほどの実績があり、現在なお多くの牛が飼育されています。

村の木[ブナ]

豪雪や強風雨にも耐え、枝は雄々しく茂り、そして心なごむやさしい幹の肌ざわり、春の新緑、夏の深みどりに多くの村民が心ひかれます。村の緑を表現する代表的な木です。

村の色[みどり]

豊富な自然の中で、青葉若葉のみどり色に、村民ひとしく落ちつきと躍動を求め、若さと希望を感じ、安定と発展を望みます。

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