温泉療養相談
温泉はどうして健康によいのかな
○非特異的効果
 人里離れた山間や海岸で、豊かな自然に優しく包まれて温泉に入る。その瞬間心と身体の安らぎを覚えます。そして温度・水圧・浮力・含有成分等により刺激を受けて生体の調子が変わります(変調作用)。この変調作用により、生体の回復力を増強させるのが温泉療法なのです。温泉効果の最も大切な部分です。
○特異的効果
 温泉に含まれる化学物質の効果で、温泉の泉質により異なります。

温泉を利用できる場合、できない場合
 温泉を利用してはいけない病気があります。禁忌症といいます。一方、温泉療法の効果が期待される病気を適応症といいます。
 温泉の利用施設には温泉成分や禁忌症・適応症を書いた掲示板があります。それをよく読んでから利用しましょう。

温泉の一般的禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と後期)

温泉の泉質別禁忌症
泉 質
浴 用
飲 用




塩化物泉   腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの、甲状腺機能亢進症の時はヨウ素を含有する温泉を禁忌とする
炭酸水素塩泉   ナトリウム-炭酸水素塩泉は塩化物泉に準ずる
硫酸塩泉(鉄-硫酸塩泉及びアルミニュウム-硫酸塩泉を除く)   下痢の時、ナトリウム-硫酸塩泉は塩化物泉に準ずる
含特
む殊
療成
養分
泉を
二酸化炭素泉   下痢の時
硫黄泉 皮膚、粘膜の過敏な人特に光線過敏症の人 (硫化水素型)
高齢者の皮膚乾燥症
下痢の時
酸性泉 硫黄泉に準ずる  

療養泉の一般的適応症(浴用)
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

泉質別適応症 (凡例 浴用 飲用)
 








尿





























便

























単純温泉
一般的適応症に準ずる




塩化物泉                    
炭化水素塩泉                    
硫酸塩泉              









二酸化炭素泉                      
含鉄泉                              
含アルミニュウム泉                              
酸性泉                              
硫黄泉                          
硫化水素泉                    


温泉は正しく利用しましょう
【温泉療養・保養の期間】
療養には1週間以上の滞在が必要でしょう。しかし4週をこえないように。
長く滞在しても身体がなれて効果が弱くなります。
保養・休養には3〜7日でもよいでしょう。

【入浴心得】
入浴の回数
  療養の場合
初日1〜2回にとどめ、次第に回数を増やして5回を越えないようにします。
もし、途中で「めまい」「だるい」「食欲がない」など身体の変調があったら、一時回数を減らしましょう。
  保養・休養の場合
初回のみ2回としてください。1日5回を限度としましょう。
入浴方法(基礎疾患をもっている人は、温泉療法医に相談してください)
かけ湯(かぶり湯)20回以上→全身浴または部分浴(足湯・腰湯など)→休憩→好きな入浴方法で楽しむ→入浴後15分以上の休憩を忘れずに!
☆「いろいろな入浴」を参照してください。
飲酒後や食事直後の入浴はやめましょう!
真夜中1人で入浴するのはやめましょう!思わぬ事故となります。
入浴前又は後にコップ1杯の水を飲みましょう。

【飲泉心得】
飲泉は飲用許可のある源泉公園の飲泉所で!飲用方法の掲示板をよく読んで正しく利用しましょう!
食前空腹時に飲泉するのが原則。しかし、温泉の含有成分によって食後に飲用した方がよい場合があります。
1日当たりの飲泉量は温泉療法医の指示により飲用する。(約湯飲茶碗1杯)
飲泉は、ゆっくり、時間をかけて、味わいながら!
腎炎、ネフローゼ、高血圧症、その他浮腫(むくみ)のある方は飲んではいけない場合があります。注意!!


いろいろな入浴法
かぶり湯
入浴前に必ず行う。
毛細血管をゆっくり拡張するので入浴による血圧上昇や脳貧血を予防します。
全身湯
普通の入浴法
横臥湯(寝湯
37〜38℃のぬるま湯に、20〜30分ゆっくりと横になり入浴、血圧の高い人、精神疲労のある人などに効果があります。
うたせ湯
5〜15分間、あんま効果が得られると同時にしぶきによってその周辺の空気に陰イオンが発生し、鎮静作用があります。
部分湯
足のみ、あるいは腰から下のみを時間をかけて入浴する。心臓、肺への負担を軽くします。(すこし汗ばむまで入浴するのが適当)
その他特殊入浴法
蒸し湯  圧注湯  気泡湯(あわ風呂)など


【療養相談問い合わせ先】
TEL.0233−34−6106 (肘折いでゆ館)


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